入社しないと分からない離職率を高くしてる上司や先輩の実態
前回、面接での離職率が高い職場の見極め方法についてお話してきました。
その中で、面接会場に行った際の社員の雰囲気や態度、そして面接官の態度に注目するというお話をしていきました。
そこで、今回は見極めるという事から少し離れ、「離職率が高い職場に多い上司や先輩社員の実態」についてお話していきます。
初めの方でお話しましたが、離職率の高い会社の離職原因で考えられるのは「低賃金」「長時間労働」「成果現場主義の社員教育」という特徴があることを覚えていますでしょうか。
これらは全て会社側の待遇が悪いという共通点になります。
しかし、離職をする原因が何も会社の待遇が悪いというだけではありません。むしろ、これらよりも、もっと大きな原因があります。
それが、「人間関係」です。
特に、上司や先輩との関係で追い詰められ離職をする人は原因の大きな要因になっています。
人間関係とは難しい物で、会社の待遇とは違いこれこそ一人一人判断する基準が難しいものになってきます。
人によっては上手くやれる人もいれば、気が合わない人もおり、仕事の関係だからと割り切れる人もいるわけです。
そのため、面接での社員や面接官の対応が参考にはなりますが、それでも入社前から上司や先輩を見定めるというのはほぼ不可能に近い物があります。
しかし、離職率を高くしている上司と先輩というのは、一定の特徴があるのも確かなのです。
例えば、以下のようなものがあります。
部下・後輩に対して横柄な態度をとる
部下・後輩を奴隷のように扱う
私用で呼びつけたり、用事を押し付ける
社長、または上司の意見や指示以外は受け入れられない
部下・後輩の失敗を大勢の前で攻め立てる
部下・後輩の失敗で自分が被害を受けているように言い募る
自分の考えが世間で常識的で絶対だと信じ、それ以外の意見が間違っているかのような言い方をする
他者やお店の対応がなっていないと苦情ばかり言っている
など、今回は特に酷い例を挙げましたが、こられは上司や先輩が自分本位である事が多く感じられます。
こうした上司や先輩の特徴は環境や受けている人との人間関係によるものが大きいです。そのため、人によっては被害に逢わない場合もあるかもしれません。
人間関係についての情報は口コミサイトに書かれている事が多くあります。
ですが、気をつけたいのは偏見的な意見が多いということです。
人は誰しも自分を守るために相手を悪者にしてしまいます。
そのため、傍からみたらその人に悪い原因があるのに、まるで上司や先輩だけが悪者のように書かれている事が多くあります。
しかし、中にはある種のモラルハラスメントのような上司や先輩がいるのも確かです。
そういった、被害にあっている部下や後輩の中には「自分が悪いからいけないんだ」と思い込んでいる場合もおおく後々精神を壊すこともあります。
ただ言えることは、離職率が高い会社はもちろんですが、低い会社であってもこういう可能性は十分に備わっているのです。
そこで、そういった人間問題がないような会社を避けるのは難しいですが、企業側が問題に対して相談に乗ってくれる機関を設けているかに注目すると良いでしょう。
大人だから自分で解決しなくてはいけない部分はありますが、あまりにも酷い場合には会社に間に入ってもらえる環境であれば少し安心できます。
そういった、仕事の面以外のフォローをしてくれるかも離職率が高い職場を避ける見極めポイントとして見ておくのもよいかもしれません