その評判は噂か誠か?ネットで流れている情報を活用して見極める
これまで、募集要項の中から離職率が高い職場を見極める方法をご紹介してきました。
しかし、企業の情報というのは何も募集要項にのみに限られた事ではありません。
そこで、今回は「インターネットで流れている企業の情報」から見極める方法をご紹介していきます。
一言で、インターネットの企業情報といって多種多様にあります。
求人サイトや企業のホームページといった定番の物から、現在ではフェイスブックやツイッター、ラインといったSNSを活用した企業も存在します。
しかし、これらの企業情報というのは当然の如く「表面上の良いこと」しか書かれていません。
そのため、この情報だけを見て「ああ、良い会社だな~」と思って入社し想像と違って後悔したという人も多いのではないでしょうか。
そこで、利用したいのが「口コミサイト」と呼ばれる情報です。
口コミサイトというと、人気のレストランやお土産といった商業的なイメージがあるかもしれませんが、求人者向け企業の評判口コミサイトというのが現在多く存在します。
ここに書かれているのは、表向きの情報ではなく、実際にその職場に勤務したことがある人や、面接を受けた人などが「生の声」がかかれています。
つまり、求人情報から得られる情報よりもかなり生々しく企業の情報が手に入るのです。
しかし、この口コミサイトの情報がどれくらい信用できるものなのでしょうか。
実は、こういった求人の企業評判口コミサイトというのは書き込む人が偏っていることが多いのが現実です。
というのも、サイトに口コミを投稿するためにはサイトの会員登録をしなくてはならず気軽に書き込めるわけではありません。
ならば、信用できるのではとも思えますが登録している人というのは、「評判のいい企業を探している人」「企業の情報を得たい人」に大体限られてきます。
企業の情報を得たい人というのは、「会社に対して少なからず疑いの目を向けられる人」です。
全てとはいいませんが、そういった人たちは就職で「後悔した経験がある」人が多い傾向にあります。
つまり、元々勤めていた会社に不平不満を抱え、その事を口コミに書いている事が多いためかなり偏った情報なのです。
一番初めにも書きましたが、離職する理由は人様々です。
たしかに、離職率が高い職場は会社に対して不平不満を抱えている人が多いという事にもつながるので、高いか見極めるには活用すべき部分です。
しかし、その情報内容はかなり主観的で個人的なものになるので万人に通用する内容かと言われたら頷けない部分があります。
そのため、こういった口コミサイトに書かれている情報は、信憑性があるかないかに関わらず参考程度に活用するという姿勢が一番になります。
信じすぎてもだめ、でもまったく嘘かと言われれば「火が無いところに煙は立たない」とも言います。
そのため、情報の内容性よりも、「こういう事が書かれるような原因があるのかもしれない」と心にとどめておくだけにしましょう。
後悔しない就活には、客観性も必要ですが所詮は他人の目からみた光景です。
就職は自分自身の事。人の意見に耳を貸しすぎると本当に自分にとって良い職場を取り逃がしてしまう可能性もあるので気をつけましょう。