後悔しない就活〜離職率が高い職場の見極め方法〜

最期は自分の目で判断!!離職率に振り回されない心構え

これまで、さまざまな方法で離職率が高い職場を見極める方法をご紹介してきました。

求人、面接、社内での観察などでの見極め方から、インターネット、職業紹介所などからもたらされる情報を活用方など。

そして、見極めるうえでの考え方などご理解いただけましたでしょうか。

ここで、改めてご紹介した見極め方法を振り返りたいと思います。

まずは、求人での見極め方法です。

ここでは、離職率の公表の有無から募集要項の見方、給料の幅、休日日数、求人の掲載頻度などから見極める方法をご紹介してきました。

また、求人広告に書かれたキャッチフレーズから、離職率が高い職場の特徴もご紹介しました。

次に、職場見学や面接での見極め方法です。

ここでは、職場を訪問した際に見られる社員の様子、そして訪れた際の社員の対応や態度。

面接では会社を評価する気持ちで、会社の対応と面接官の態度に注目することをご紹介しました。

これらで、ご紹介したのは離職率が高い企業やブラック企業と呼ばれる職場の特徴から導き出されたものです。

なので、離職率が高い可能性があることは間違いありません。

しかし、改めて覚えておいて欲しい事は、あくまで「可能性がある」という点です。

離職率が高いからといって、100%その企業で離職するというわけではありません。

世間一般的には、離職率が高いといわれている企業でも働いている社員が「後悔しておらず」幸せに働いている場合もあります。

逆に、離職率が低いといわれている会社でも、働いている社員が「後悔している」という気持ちを抱えたまま働いている場合もあるのです。

そこで、最後にお教えしたい見極め方法は、離職率の数字に惑わされず最終判断は自分の目で行う事という方法です。

だったら、これまで紹介されてきた方法は意味がないのでは?と思われる方もいらっしゃったでしょう。

いままでご紹介してきた見極め方法は、あくまで「情報源の1つ」に過ぎません。

1つの情報にこだわっていては適切な判断ができないのは、誰にでも分るかと思います。

しかし、あらゆる情報を知った上で、さらに自己分析による自分自身の「絶対必須条件」とを組み合わせて初めて本当の判断が下せるのです。

実は、離職をした人にはある特徴があります。

というのも、彼らも就職前には「少し嫌な感じはした」「会社に対して不審感はあった」「納得できない部分はあった」と言う事が多いのです。

つまり、就職する前に内心では「会社に就職したら後悔するのでは?」と思っているにも関わらず、内定が貰えた事に飛びついてしまいその思いを無視していたのです。

「後悔しない就活」をするためには、自分の気持ちや仕事に対する絶対譲れない条件をしっかり把握して妥協しない事が大切なのです。

そして何より、最終判断は自分自身で行う事が一番。

人は自分で本当に決めた事には後悔しないものです。だからこそ、自分の目で企業を見極めていく事が大切なのです。

離職率が高い職場を見極めるためには、まずは自分の目で見極められる揺ぎ無い思いと考え、そして、冷静な判断力を養うようにしてください。

皆様の就職活動が「後悔しないように」、そして今回のことが少しでもお役に立つように願っております。