後悔しない就活〜離職率が高い職場の見極め方法〜

離職率が低くても注意?雇用ミスマッチ離職を事前に防ぐ方法とは

これまで、離職率が高い職場を見極める方法をご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか。

離職率が高い職場にはそれなりな理由と特徴があることはご理解いただけたかと思います。

しかし、離職率が低い会社がすべて優良企業であるとは限らないというお話も初めのうちにした事は覚えていますでしょうか。

この、離職率が低い会社で「後悔する就職」をした場合について今回お話していこうと思います。

初めに、「離職率が高い」=「就職して後悔する可能性が高い」というお話をしたと思いますが、これは絶対ではありません。

逆に、「離職率が低い」=「就職して後悔しない」=「離職はしない」とう事にもなるのです。

では、こういった優良企業に見える会社で後悔をして早期に離職を決断する理由とは一体なんなのか。

それは、企業側と求職者側の考え方の不一致からくる離職です。世間では「雇用のミスマッチ」と呼ばれています。

この雇用のミスマッチですが、要するに企業側が求めていた人物像と、求職者側が持っていた能力、または企業に求めていたものが違ったという事です。

面接をしているはずなのにそんな事がありえるのかと思われるかもしれませんが、現に近年は多くなっているようです。

原因として考えられているのは、若年層の働く事に対しての考え方の変化や、企業側が能力経験主義になっていること、そして若者の求人数が足りていない事に起因します。

では、こういった雇用のミスマッチをどうやって防いでいくか。

それは、始めにもお話したとおり求職において自己分析をしっかり行い「自分を偽らず見栄を張らない」ということです。

自分のやりたい事で仕事を探すのは大変な事です。現に、本当にやりたい事と仕事が一致しない人は世の中に沢山います。

しかし、その「やりたい仕事」をしたいために企業側が求める人物像に自分は近いのだと気づかないうちに見栄をはっている場合があるのです。

たしかに、多少面接の場では大きく言う事も大切なのかもしれません。

しかし、内定を欲しいばかりに、出来ない事を「できる」と偽るのは、すでに見栄ではなく嘘をついていることになります。

また、自分の考え方と会社側の考えが違うと思ったまま就職してしまうと、のちのち働いている間に葛藤が生まれる事は間違いありません。

何回も言っていますが、就職での面接はお見合いと同じです。

偽りのない自分自身を会社に見てもらうことで、会社側に考えや能力、経験を見てもらいその上で受け入れてもらうほうが後々「後悔しない職場」になります。

そうは言っても、現実はあまくはありません。正直に話したからといって評価され内定が貰えるとは限りません。

多少のイメージ戦略は就活にとってとても大事です。

ただ、自分が譲れない思いや気持ちだけは隠さないでください。どんなにイメージを作っても、長く働いていればいつかはバレテしまいます。

本来の自分を見失う事無く、どう企業にみてもらうか。この気持ちが大切なのではないでしょうか。