後悔しない就活〜離職率が高い職場の見極め方法〜

特に女性は要注意!育休や産休があっても油断してはいけない理由

これまで、「募集要項」や「求人広告のキャッチフレーズ」から離職率が高い職場の見極め方をご紹介してきました。

そして、今回は「女性の離職率が高い職場」について見極め方をご紹介していきます。

現在、日本は女性の社会進出が大分進んでいます。しかし、世界的にみても日本は先進国なのに女性の立場が低いと批判を受けることもしばしばです。

よくよく考えてみれば、男女雇用機会均等法という雇用の男女差別を無くす法律ができたのも1985年制定と意外と最近の事。

そのため、昔ながらの企業ではまだまだ「女性は早期退職するもの」と考える人も多く、また女性も「結婚、出産までかな」とうっすら考えている人も少なくありません。

しかし、実際に約8割の女性は結婚した後もこのまま仕事を続けていきたいと考えています。

こういった現状を打開するためには出産休暇・育児休暇はとても大切な制度になります。

そして、この2つの休暇の有無と女性の社員数の割合から、その企業の女性の離職率が高いかどうかが見えてきます。

というのも、答えは単純です。女性社員が多い職場で産休・育休がない場合には女性は殆ど結婚と同時もしくは数年で退職している可能性が高いのです。

理由は妊娠出産するための退職です。現在は、女性にとって結婚が全てではないので必ずしもというわけではありません。

しかし、女性が多くいる職場で産休・育休を設けていないという事は、明らかに企業側は「女性は早期退職して当然だろ」と考えている可能性は高いです。

しかし、ここで気を着けてほしいのは何も産休・育休制度を設けていない会社だけが離職率が高いというわけでない事です。

実は、産休・育休制度がある会社であっても実情は建前で制度があるだけという場合もなくはないのです。

実際に、女性向けの商品を扱うような企業で、女性社員が第一線で活躍している企業があります。

こういった会社は、女性に対しての福利厚生がしっかりしている印象がありますが、意外と離職率は高い数字を示していることが多いのです。

こういった場合、一概には言えませんが、可能性として仕事と育児の両立ができないため退職する女性が多いのではないかと推測できます。

女性がバリバリ仕事をしているのは素晴らしい事ですが、そういった会社ほど企業は家庭より仕事を優先する事を望んでいます。

そのため、産休や育休制度があっても「長期に休んで会社に迷惑をかけられない」と考え取得できない場合があるようです。

この事を見越して、先に早期退職してしまう方も出産を諦める人も多いのではないかと考えられます。

その職場で働きたいと考えるなら、そういった点で「離職率が高くないだろうか」と考え見極めるように心がける事も大切です。

求人を見ただけでは、判断が難しい場合がありますので面接で育休や産休について質問してみると良いでしょう。

面接官が男性だと聞きにくいと思われるかもしれませんが、そこできちんと答えてくれる企業は女性社員の事もきちんと考えている可能性が高いです。

できることなら、先輩女性社員から直接話を聞いてみるというほうが実際にはどうなのか正確に情報が入手できるのでタイミングを探ってみてください。

育児、出産は女性だけの問題ではありません。もし、将来結婚したいと考えているならば男性にとっても大切な見極め項目なので覚えておいてください。