後悔しない就活〜離職率が高い職場の見極め方法〜

違和感を感じたら警戒を!職場の雰囲気を観察して見極める離職率

前回から、会社を直接観察して離職率を見極める方法をご紹介してきました。

社員の年齢層が意外と離職率を図る大事な要素であることはご理解いただけたでしょうか。

そして、今回は「会社内の雰囲気」についてご紹介します。

働く上で重要なのは、仕事ではありますが1日8時間以上過ごす場としては、仕事ややりがいだけに焦点をあてていてはいけません。

下手をしたら、家や家族よりも長い時間を過ごす場です。そのため、会社の雰囲気というのは後悔しない就活をするためにはとても大切なことなのです。

職場見学や面接の場に赴けば、必ず社内には入るかと思います。

初めて行く場で、多少緊張するかもしれませんがこの時よく回りに目を向けるように心がけましょう。

何が悪いとはっきりと言葉で限定していえるわけではありません。しかし、この見た瞬間に「なんかちょっと雰囲気が嫌だな」と少しでも思ったら注意が必要です。

離職率が高い職場というのは、人手不足であることが多いです。そのため、残っている社員は人がいない分働かなくてはいけません。

そのため、社員は疲れきった様子で働いている事が多く、また仕事に対しても「活気」や「やる気」といったものが見えてきません。

ただただ仕事を終わらせるために、ノルマをこなしているだけの職場とうのは重々しい雰囲気になっているはずです。

また、常に人が入れ替わっているため人間関係も希薄な事が多く、部下が上司に対して変に緊張をしていたり、ビクビクしているのが伝わってきます。

これは、一概に数値化できる事ではありません。が、人間は長年集団生活で培ってきた空気を読む力というのはあります。

こういった雰囲気の中で仕事がしたいというなら話は別ですが、「こんな雰囲気は嫌だな」と思ったら自分には会社の気風が合っていない可能性があります。

ここで、念頭にして欲しい事は、求人に応募している時点では応募者は会社にとっては入社するまでは「お客様」に他ならないということです。

そのお客さまがいるにも関わらず、対面を保てていない会社は明らかに会社の雰囲気が悪い会社ということになります。

また、応募者に対して社員が尊大な態度を見せてくるようであれば、それも「お客様」に対しての対応ではありえません。

入社した後に、社員に対してそういた態度を取られる可能性がある証拠にもなりますので、社員の対応の仕方にも注目してみてください。

そして、逆に変に活気があったり、社員がやる気を見せているような会社も注意が必要です。

社員が1人や2人がそうであるならば、後々同僚になる人にいいところを見せようとしていると考えることもできます。

しかし、社員全体がまるでドラマや映画にでてくる会社のように活気づいている場合には、無理をしている可能性もなくはありません。

このような場合には、やはり演技をしているわけですがから何かしら「違和感」というものが拭えなくなってきます。

もう一度言いますが、たまたまそういう雰囲気だった可能性もありますし、社員同士も仲がよく本当にドラマのような活気づいている会社なのかもしれません。

そのため、この「会社の雰囲気」を見極めるためには社員全体をよく観察することと、何より自分自身がどう感じたかという事が重要になってきます。

人それぞれで、仕事に適した環境とうのは違ってきます。

静かな雰囲気がいいのか、社員同士が和気藹々としているのがいいのか、殺伐としているのがいいのか、常に緊張感がある職場がいいのか。

離職率が高い職場はこういう雰囲気だと一概に言えないのは、ここにあります。

そのため、会社の雰囲気を見極めるためには自分の感性も大切になってくるのです。