後悔しない就活〜離職率が高い職場の見極め方法〜

20代が多い場合は注意!?離職率が高い職場の年齢層の特徴

これまで、募集要項、そして前回はインターネットでの企業の評判から離職率が高い職場を見極める方法をご紹介してきました。

しかし、これはどれも文字の中での企業の情報です。やはり、実際に聞くのと見るのとでは印象が違ってくるのも真実です。

そこで、実際に職場見学や面接などで社内の様子から離職率が高い職場を見極める方法をご紹介していきます。

まず、今回は「社員の年齢層」から見極める方法をご紹介します。

これは、出来たばかりの会社では判断するのが難しい部分ではあるのですが、創業年数が数十年ある会社では友好的な見極め材料になります。

離職率が高い職場というのは、辞める人の年齢というのにもある特徴が見られます。

それが、若年層が多いということです。

会社を長年勤めてきて、早期退職する人が多い職場というのもあるでしょうが、そういった人たちが辞めても離職率の性質上殆ど反映されてきません。

離職率が高いということは、それだけ会社にとって将来の「働き盛り」の年代が会社から去っていっているということになります。

つまり、社内に残っている年齢層を観察する事で離職率が高い職場かどうかある程度予測ができるのです。

その特徴とは、20代の社員が極端に多く30代~40代の社員が明らかに少ない職場です。

離職率の高い職場というのは、常に人を募集しています。そうして入社してくるのは殆ど10代後半~20代の人達です。

つまり、社会人としては新人とも言えるべき年齢層の人が目だっていることが多く見られます。

その後、入社してきた人たちが数年で辞めてしまうため必然的に30代~40代位の社員が少なくなってしまうのです。

さらに言いますと、創業時からいる社員、辞めるに辞められない年代の社員などは40代後半~50代以上の人が多くいる場合があります。

つまり、会社の中心となるべき働き盛りの30代40代の社員が極端に少ない会社は離職率が高い可能性があるのです。

離職率が低いといわれる職場の平均年齢は単純に計算しても40歳前後になります。しかし、離職率が高い職場はそれよりも年齢が低くなるのです。

それまでの会社の求人活動や職種、会社の創業経緯などで例外はありますが、特徴の一つとして見極める材料になります。

社員の年齢を見るためには、職場見学や面接で社内の様子を見ることが一番です。

ですが、今は情報漏洩の恐れなどを理由にして入社まで見せてくれない会社もあるかと思います。

そういった場合には、ハローワークや口コミサイトなどで情報を聞き出して見るのも効果的です。

また、面接官が若すぎるという場合にもそういった傾向があります。

会社の規模や採用部署にもよりますが、大切な面接の場に同じくらいの年代の人が来た場合には社員の年齢層が若い可能性があります。

というのも、若い社員が多い職場では通常30代~40代が勤めているような管理職の立場に20代の人が多く勤めている事が多いのです。

それは、人材が不足しているのと同時に、責任のある立場を与えて長時間労働をさせ残業代を支払わないというブラック企業に見られる手法なのです。

若い世代が中心になって働いている職場は悪いわけではありません。

ただ、働き盛りの年齢層に見限られた会社にはそれ相応の理由が存在します。将来の事を考えて、そういった面で見極める事も大切なのです。